消費者金融のブラックリストって、危ないやつなの?
消費者金融のブラックリストって、危ないやつなの?
子どもの時からずっと疑問に思ってたことがあるので、よかったら質問に答えていただけないでしょうか。
テレビドラマとかマンガとか、後インターネットの体験談? などで、良くブラックとかブラックリストなんて言葉が使われていますよね。指名手配というか要注意人物というか、とにかくブラックリストに乗せられてしまうと、組織がらみで命が狙われる!というイメージがあります。
でも、現実世界でブラックという言葉を使う人もいます。どうやら消費者金融などの話のようですが、私は余りそういった方面の話に明るくないので、どうにも理解が追いつかないのです。
そこで、今は消費者金融について自分なりに調べている最中です。ですが、これだけはどうしても先に聞いておきたいんです。
心身の危険は一切ありませんのでご安心くださいませ
こんにちは。本日はご質問の方をどうもありがとうございます。
確かに、キャッシングというものは学校の授業で習うものではありませんし、例え教師に聞いてみても多くの場合口を濁すというか、そういうことに興味を持つなんて、という反応をされてしまいがちですので、中々知識を仕入れる機会がないですよね。
ですが、今回ご質問者さまがふとしたきっかけでキャッシングや消費者金融について興味を持たれたのは非常に良いことだと思います。人間、知らないものを上手く活用することはできません。
将来何かお金のことで困ってしまった時、お金を用立てる方法を一つでも知っているのと、一つも知らないのでは大きな違いが生まれてしまうのです。
大切なのはキャッシングの扱い方を学び、偏見を持たないようにすることです。ですから繰り返しお伝えすることになりますが、消費者金融のブラックリストといっても、心や体にダメージを負う、特殊な組織に追いかけられて銃撃戦を繰り広げるなんてことは一切ございません。
一応日本は法治国家ですから、そんなことをすれば逮捕されておしまいです。
キャッシングの世界におけるブラックリストとは、指名手配というより要注意人物という意味合いの方が強いです。
過去、クレジットカードやキャッシング、カードローンなどお金を借りて返すということを、どのようにしていて、きちんと返済しているかどうかなどを逐次集めている場所があります。
この情報を信用情報と呼ぶのですが、消費者金融を始めとした貸金業者にとって、お金を貸してくれという相手が過去に返済の踏み倒しや滞納を行っていないかを確認できる便利な情報源なのです。そして、過去に何かしら問題を起こしていた場合、信用情報にはその旨が記載されています。
この状態のことを、俗にブラックリスト入りと呼ぶのです。他にも、信用情報機関の情報だけでなく、自社内だけで共有する要注意人物、という意味でのブラックリストも存在します。例えば、お貸しできないと伝えると絡んでくる、大声を出して暴れる等のトラブルを持ってくる相手をまとめるためのリストです。
あくまでお金を借りるのが困難になってしまうという性質のものであり、危険なことは何一つありませんので、その点では安心してくださいね。
(⇒それでも借りたいなら緩いところなら借りられる?)
キャッシングは、借りたお金をきちんと返済していれば問題の起こりようがないのです。
消費者金融のブラックリストは何処にあるのか
信用情報機関は個人信用情報を管理している機関で、日本の中には3つの信用情報機関が有ると言われています。
3つの信用情報機関は、国内にある銀行、消費者金融、貸金業者などがそれぞれ異なる信用情報機関に加盟を行っており、申込者の信用情報を照会する際に利用をして審査を行っています。
尚、消費者金融が加盟を行っている信用情報機関はCICと言う会社で、この会社の個人信用情報を利用して審査を行うのです。
所で、この個人信用情報と言うものには、どのような内容が記載されているのでしょうか。まず、個人信用情報には本人を特定する事が出来る、個人的な基本情報が記載されています。
個人的な基本情報には、氏名、生年月日、郵便番号、電話番号、住所などの情報が記録されています。因みに、消費者金融や銀行などでキャッシングの申込みをする時には本人確認書類が必要になります。これは運転免許証や健康保険証、パスポートなどの写しであり、この本人確認書類に記されている情報を元にして、個人信用情報を照会するのです。また、個人信用情報に記載されている内容と、申込み内容の照合などにも利用されているのです。
所で、ブラックリストと言う言葉を聞いたことがある人は多いものですが、ブラックリストと言うリストが有るのではないのです。この個人信用情報に延滞や自己破産と言った記録が行われている事をブラックリストやブラックの状態と呼んでいるのです。
ブラックリストに掲載されているとキャッシングの審査を受けても通らない、クレジットカードを作ることが出来ないと言われているのですが、審査に通らない理由と言うのは申し込み時の個人信用情報の照会を行っているからなのです。
(⇒ブラックでも借りられる事がある?)
消費者金融のブラックリストもあれば、銀行のブラックリストもあるわけです。また、3つの信用情報機関は官報に掲載されている情報の共有化を行っていると言います。自己破産をすることで官報に掲載されることになるのですが、これが個人信用情報に反映されることからも、どの金融機関でも融資を受ける事が出来ないと言う仕組みになっているのです。