派遣やアルバイトは消費者金融のカードローンを作り難いの?
派遣やアルバイトで生活している人は、消費者金融のカードローンも作り難いという話を聞きました。私も高校を出てからアルバイトと派遣で仕事をしてきて、今も派遣で働いているので収入が低いことは自覚しているんですけど、そんなに消費者金融は派遣やアルバイトに冷たいんですか?
消費者金融は年収の1/3までしか貸せないという制限があります
まず、カードローン業界の仕組みをおおざっぱに説明します。カードローンを商品化して提供しているのは、①消費者金融や信販会社などの「貸金業者」と②銀行や信用金庫などの「金融機関」に分けられます。そして、①と②では、同じカードローンでも規制される法律が違うんです。
(⇒銀行から融資を受ける場合のアドバイス)
①の「貸金業者」は、『貸金業法』に基づいてカードローンなどの貸付業務を行うことができます。クレジットカードのキャッシング枠も同様です。そして、その金額は利用者の年収の1/3までと法律によって上限が決められているんです。つまり、年収が300万円の人は「貸金業界」から合計で100万円まで借りる事ができますが、それ以上は法律上、絶対に借りれないんです。なので、消費者金融は冷たいのではなく、「貸したくても貸せない」んですね。
一方、②の「金融機関」にはそのような制限はありません。『貸金業法』の対象ではなく、銀行は『銀行法』、信用金庫は『信用金庫法』と、それぞれの法律に基づいて営業をしているためで、『貸金業法』のような貸付の上限は設けられていないんです。では、金融機関が優しいのかというと決してそうではなく、無尽蔵に融資をしてくれるわけでもありません。ただ、消費者金融業界よりは法律的に貸せる可能性はあるよ、というくらいの差です。
ほんのちょっと昔、貸すだけ貸してもいい時代がありました。その時の失敗と反省に基づいて貸付限度額の上限が決められたんです。収入に見合っただけの借り入れを、「年収の1/3まで」としているわけですね。
【参考ページ】
非正規雇用が融資を受けるには
消費者金融では派遣アルバイトでも簡単に融資を受けることが可能
日々の生活を送る上では何かとお金がかかるものです。生活費の支払いから友人との交遊費、ちょっとした旅の計画やファッションブランドの購入、急な冠婚葬祭、実家への帰省、各種保険料やローンの支払いに至るまで、その出費の可能性は数限りなく存在します。そんな事態にひとつひとつ対処していく為にも、もしもお金が不足するような困難に直面した折には気軽に消費者金融を活用して借り入れローンを契約してみるとよいでしょう。
こうした消費者金融が提供する借り入れ方法の中でも最も人気の高いものがカードローンやキャッシングです。カードローンとは一枚の個人専用カードを発行することによって、もしもお金が必要となったならば近くのATMへと急行することですぐに融資金を手に出来るというもの。これに対してキャッシングとは電話やネットで手続きするだけで自分の銀行口座に融資金を振り込んでもらえるという融資方法です。いずれも融資までのスピードが素早いことでも知られ、今日や明日にでもお金が必要な場合にも間に合わせる事が可能になるはずです。
ただし消費者金融でこうした借り入れを行うには、事前の審査をパスする必要があります。まずはネットや店舗窓口、電話などを使って申し込みを行い、氏名、年齢、職業、勤務先、年収などの必要事項を伝えます。特に職業や年収は審査においてとても重要な要素となります。たとえばその人が派遣アルバイトであった場合、正社員などに比べて年収や雇用形態の面で条件が劣るために、その分だけ融資限度額が少なくなることが予想されます。
こうした派遣アルバイトは以前であれば借り入れが難しくなってしまうケースも数多くありましたが、最近ではどこの消費者金融でも幅広い利用者に対して融資を行うようになっており、派遣アルバイトでも問題なく融資してくれる借り入れ先が多い事でしょう。ただし、審査の際にはその年収などが入念にチェックされますので、年収証明書や確定申告書、源泉徴収書などの各種証明書を提示できるように事前にしっかりと必要書類を用意しておくことが求められます。