レイクは消費者金融なのか？違うならそれは一体何であるのか？
私は貸金業法が改正される前に消費者金融レイクを利用していましたが、当時はあまり借入れもせずに解約してしまいました。最近、レイクのよい評判をよく聞くようになったので再度申し込もうかと思っていますが、以前と運営主体が変わっているとも聞き少し不安を感じています。
レイクはいまでも消費者金融として貸金事業を行っているのでしょうか。違うならどこが運営しているのでしょうか。（参考ページはこちら→今の消費者金融の姿について）
レイクは新生銀行により運営されており消費者金融ではないです
消費者金融レイクの貸金事業は２０１１年１０月より新生銀行へ移譲されており、レイクは消費者金融としての商品やブランドではなく新生銀行のカードローンとなっています。新生銀行はレイクのブランド、店舗、ＡＴＭや人員を引き継ぎ、銀行としての顧客本位なサービスを加えながらこれまで以上に商品の質やサービスの向上に取り組みその強化を図っています。
消費者金融レイクのルーツは１９６４年に設立された大阪の消費者金融である株式会社パーソナル・リースといわれています。その後、いくつもの変遷を経て「ほのぼのレイク」の貸金事業は２０１１年１０月から新生銀行へ移譲され現在に至っています。その結果、現在ではレイクは銀行が運営するカードローンということになり、貸金業法ではなく銀行法が適用されるものとなっています。
そのため、カードローンのレイクは総量規制の適用対象外となり、利用者の年収の３分の１を超えての融資も可能でより利用者の借入ニーズに対応できるようになりました。また、新生銀行はレイクのブランドとともに、店舗、ＡＴＭや人員を引き継いでいるので、利用者は以前からの施設を利用できるので利用環境上の不便を感じることはありません。
（⇒総量規制が発生する金融業者を使うなら注意が必要）
現在のレイクの商品内容やサービス内容は以前の内容を受け継いだものですが、新生銀行としても貸金事業を拡大させたい考えからさらに商品の充実に努めています。金利は４．５～１８％と業界でもトップクラスの低金利ですが、それに加えて無利息サービスも実施しています。初めての利用者を対象に３０日間と１８０日間（５万円まで）の２つの無利息サービスを用意し顧客の借入れニーズに応えています。
また、インターネット経由の申込みや借入れの実施に対応して顧客の利便性の向上に努め、各種の手続きや審査などの簡素化・迅速化を実現し即日審査、即日振込などにも対応しています。さらにＡＴＭの手数料を原則無料にするなど顧客の費用負担の軽減にも力を入れています。このように消費者金融ではなくなっていますが、顧客目線の貸金事業は今も継続されているといえるでしょう。
レイクは消費者金融かそれとも銀行なのかどうか
レイクと言えば、かつては消費者金融大手として活躍をしていた貸金業者ですが、現在では新生銀行カードローンレイクとなっています。そのため、銀行のサービスの一つに成り下がってしまったと感じる人も多いでしょう。では、実際にはレイクは消費者金融か銀行のサービスなのかどちらなのでしょうか。
これは、会社の名前についての問題があります。かつて消費者金融として全盛を極めていたときには、レイクとして活動をしていました。ですから、この当時はれっきとした消費者金融だったのです。この時に蓄積したノウハウは現在も引き継がれていて、現在の新生銀行の子会社がノウハウを保持しています。
この子会社がかつての消費者金融の本体だと言っても良いでしょう。というのも、カードローン事業を行うためにはいろいろなノウハウが必要となるのですが、新生銀行自体はこのノウハウを持っていません。そのために、自社で貸し付けを行うことはリスクが高すぎて不可能なのです。このときに、保証会社を用いてリスクを低くし、それによってカードローンを運営しています。たいていの銀行はこのようにしてカードローンを運営して言います。
（⇒銀行カードローンだと何が違う？）
なぜこのようになったのかと言いますと、これは金融業界に対する規制が強くなったからです。貸金業法が改正されたことや、過払い請求が行われたことなどが影響して、経営が危機になったのです。いろいろな消費者金融が経営危機になり、中にはつぶれたものもあります。
レイクも経営が危うくなり、新生銀行から資金提供を受けて子会社化したのです。その結果として、「レイク」という言葉は会社名であったものが、新生銀行のカードローンのサービス名として使われるようになりました。現在のところは、レイクは消費者金融ではなくて銀行のカードローンのサービス名となっていますが、かつてのレイクは現在もノウハウを生かしてカードローンを運営するための保証業務を行っているのです。
