消費者金融の東京サニーってどんな感じ?
消費者金融の東京サニーってどんな感じ?
何となくネットをさまよっていて、たまたま消費者金融系のページに辿り着いたんです。それで、色々な会社を見ている内に意外と特色あるんだなあとか、ここ金利高いなあとか面白くなってきちゃいました。
いくつか名前の気になる消費者金融をピックアップして、もっと面白そうだったら試しにお金を借りてみようと思っています。
他のものはまた別の機会に聞くとして、今一番気になっているのが消費者金融の東京サニーという貸金業者なんです。
消費者金融の東京サニーってどんな感じ?(参考ページはこちら→小さめの消費者金融が気になった場合に)
残念なことに、東京サニーは活動しておりません
貸金業界というのは非常に流行り廃りのスピードが速いといえば良いのか、時代に過渡期などにはたくさんの企業が貸し倒れをしてしまったり、にっちもさっちも行かなくなって債権の譲渡を行って会社をたたんだりしています。
元手となるお金を用意して、貸したお金を回収しなければ儲けが出ないのですから、特に規模の小さなところは維持だけでも精一杯です。これが銀行だったり、銀行からのバックアップを受けている消費者金融だったなら話は別なのですが、どうも東京サニーはそうではなかったようです。
もともと、東京サニーという貸金業者の前身ともいえる、フランというはいからな名前の消費者金融がありました。
フランはいわゆる金融ブラックの人にもバンバンお金を貸し付けするというタイプの貸金業者で、一部のブラックの方々からは根強い人気を持っていました。
ただ、やはりブラックの方は返済能力もさほど高くないことも多いですので、色々あって経営が立ち行かなくなり、フランが持っていた債権を、東京サニーに譲渡したのです。
ブラックな方々を含む債権を手に入れた東京サニーですが、経営方針は一般的なものであり、金融事故を起こした人には貸付は行いませんという営業スタンスを取っています。
だがしかし、です。貸金業者に激震を与えた、貸金業法の大改正が行われました。グレーゾーン金利の撤廃に総量規制の導入などなど、これまでなあなあで済まされ、黒に近いグレーな営業を行っていた貸金業者は持ちこたえることができず、次々と倒産してしまいます。
東京サニーもそのひとつです。東京サニーが持っていた債権に関しては、株式会社オー・シー・エスというところに譲渡された模様ですが、こちらもバリバリ営業しているわけではないようです。
では、どうして東京サニーの名前をご質問者さまが見かけたのか? 実は、東京サニーは昔ながらの取り立てを行っていた会社で、いわゆる強面の人が取り立てにやってくるし、対応も悪い! と評判になってしまっていたのです。そういう噂を聞きつけた一部のヤミ金が、既に廃業している東京サニーの名前を騙って各所に連絡を取っているとのこと。
つまり、ご質問者さまが見た東京サニーの情報は、ヤミ金である可能性が高いのです。貸金業法が改正され、多くの悪徳貸金業者やヤミ金の姿が見えなくなりましたが、相手は根絶したわけではありません。
依然として違法な貸付を行う人たちはおり、そこにすがる人もいるのです。くれぐれも、東京サニーの名前を語っている業者とはコンタクトを取らないようにしてください。
やはり、お金を借りる時は全国的に名前を知られている大きな業者から借りるのが一番安心で安全です。
消費者金融としての東京サニーを確認するには
東京サニーというと、消費者金融の中でもあまり評判はよくなかったようですが、現在ではどのようになっているのでしょうか。そもそも大阪の梅田に本社を置く会社が「東京」という言葉を会社名につけているあたりが少し怪しいと感じる人もいるでしょう。検索をしてみると、なかなか見つかりません。
かつてはウェブサイトも運営していたのですが、現在ではアクセス不能になっていますから、詳しい情報を得ることはできないようです。経営があまりよくなかったようで、債権譲渡して消費者金融事業から撤退したと考えるのが自然です。ただ、これも詳しい情報ではありませんから推測の域を超えません。
現在のところ存在しているのかどうかを確認するためには、金融庁が設置しているデータベースを参考にするのがよいです。日本では、消費者金融として合法的に貸し付けを行うためには、貸金業者として登録しなければなりません。この登録がなされていなければ、合法的な業者とは言えませんから、まずこの方法で確認するのがよいです。
アクセスするためには、検索エンジンなどで「貸金業者 データベース」などとして検索をすればすぐに見つかります。「登録貸金業者情報検索入力ページ」というものがありますから、ここで情報を入力して検索を行います。きちんと登録をしている業者であれば検索されますから、これで確認をすることが可能です。現在のところは検索してもヒットしませんから、恐らく現在は営業を行っていないと考えられます。
完全に営業を行っていなければ問題の起こしようがないのですが、中には東京サニーを騙った別の業者が悪質な詐欺を働く可能性もありますから注意が必要です。ですから、やはり存在しているかどうかを確認しておく事は大事なことです。貸金業者として存在していなければ、その会社からお金を借りるべきではありません。登録をせずに貸し付けを行った時点でヤミ金なのですから、よく注意しましょう。
(⇒貸金業者は有名でないほど慎重に選ぶべし)