退職とカードローンの申し込みって関係ある?
国家試験に合格したのをきっかけに、大学卒業してから5年間勤めた会社を退職しました。まずは自宅兼用のマンションを借りて事務所を開業することにして、現在物件を選んでいるところです。一応開業資金は貯蓄等でギリギリなんとかなると思いますが、実際に軌道に乗るまで、かなり経済的に厳しいと思います。
そこでカードローンに申し込んでおこうと思うのですが、退職したてで申し込めるでしょうか?退職とカードローンの申し込みってやはり関係ありますよね?
(⇒仕事をしていない状態での融資申し込み)
カードローンでは退職というより現在の収入が問題になります
出来れば独立準備をもう少し進めてから退職すると良かったんじゃないかしら。開業資金っていうのは、実際に部屋を借りるだけでは済まないし、開業したからといって、しばらくは収入が期待出来ないと思ってちょうだいね。とはいえ、今更しょうがないから、少しでも早く事務所が軌道に乗ることを祈ってるわ。
質問の退職とカードローンについてだけど、現在あなたはすでに退職してしまって無職なわけだから、申し込み出来ないわね。退職したからっていうよりは、現在収入が無いっていうことが問題なの。カードローンっていうのは安定した収入があることが申し込み条件だから、現在働いていないと利用出来ないのよ。だからとりあえずバイトやパートをすることをおすすめするわ。特にあなたの場合、これからしばらく思うように収入が入るとは限らないのだから、何かで収入を得ないことには開業だって難しいわよ。
退職とカードローン自体に直接関係は無いけど、出来れば退職前にカードローンを申し込んで、開業準備を進めるべきだったわね。とにかく今は少しでもバイトなどで稼ぎながら、カードローンも上手に利用して、独立開業に向けて頑張ってちょうだいね。
(⇒審査通過が難しい状態でも諦めたくない融資)
退職とカードローンについて知っておくと便利
資産家でもない限り、たいていの人はどこかの会社に所属していて、退職まで働くことになります。ごくまれに転職をするために、一時的に退職をすることがあります。カードローンは、申し込んだときの経済状態で審査されています。その後、年収など経済状況が変わってしまった場合は、いったいどんな扱いになるのでしょうか?また、退職時にカードローンを利用していたときは、退職と同時に返済する必要はあるのでしょうか?こうした疑問を少し検討しておきましょう。事前に退職とカードローンについて知っておくと、いざその状況に陥ってしまったときに、慌てずに済みます。定年退職以外は、予期しない時期にやってくることがほとんどです。
退職した後もカードローンは利用することができます。ただ、無職になってしまった場合は、ごくまれにカードローンの更新や再審査が入ることがあり、そこで収入証明書などの提出を求められると、カードローンが利用できないこともあります。また、転職していても、年収が下がってしまった場合は、総量規制の問題がありますので、制限値を下回るまで、新たな借り入れができなくなることもあります。いずれにしても、急に一括返済を求められることは少なくなっています。返済が滞らないように、毎月の支払いには遅れないようにしておけば問題ありません。
ただ、新たにクレジットカードやカードローンは作れなくなってしまいます。失業者ならなおさら収入がなくなってしまいますので、新たにお金を借りるようなことができない、とみなされるからです。(参考ページはこちら→やっぱり無職だと融資は使えなくなる?)
退職する前に加入していたカードローンやクレジットカードは、無理のない程度に利用するようにしてください。あまり使わなくても、解約する必要はありませんし、事故やケガでの治療費や入院費、冠婚葬祭の費用など、何かあったときには、あなたの強い味方になってくれます。無理なく計画的に利用することが、退職後の継続利用にもつながると考えておきましょう。(参考ページはこちら→計画的な返済が出来ればカードローンは長く使える)