消費者金融の金利が銀行よりも高い理由とは

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消費者金融の金利が銀行よりも高いといわれるのはなぜか?

私は社会人になって2年目のサラリーマンですが、そろそろカードローンを利用しようかと考えています。できれば利用しやすい大手の消費者金融に申し込もうと考えているのですが、金利の面で銀行よりも不利になると友人から聞きました。(参考ページはこちら→銀行と消費者金融はどう違う?

消費者金融の金利が銀行よりも高いといわれるのは本当でしょうか。また、消費者金融の金利が銀行より高いのはなぜでしょうか。
(⇒低金利な業者ってどこ?

収益構造や貸倒リスクの認識などの違いにより差が出るようです

一般的に消費者金融の金利が銀行よりも高いといわれています。実際に消費者金融と銀行の金利を比べると、銀行のそれは3~15%、大手消費者金融では4~18%、中小の場合は15~20%程度になっており消費者金融のほうが高いです。この差の理由は、収益構造の差、小口融資での貸倒リスクの考え方の違いや保証会社による銀行への保証体制などより金利差が生じていると考えられます。

銀行や信用金庫の多くが貸金事業に参入しており、消費者金融と激しい戦いを繰り広げています。しかし、金融機関は同事業で後発であり知識や経験で消費者金融に太刀打ちできないため特に金利面での攻勢をかけているようにみえます。大手消費者金融の貸付金利が4~18%程度、中小は15~20%程度であるのに対し、金融機関は3~15%程度であり、金融機関のほうが相対的に低くなっています。

両社の金利差の理由はいろいろ考えられるでしょうが、大きな理由が3つ考えられます。一つは貸金事業を含めた金融事業での収益構造の差が挙げられます。金融機関は利用者からお金を預かったり、貸出したりという事業を個人や事業者を相手に行っており、店舗どの資産や人員を抱えています。そして、その金融事業から一定の収益を上げて事業を継続させています。

その既存の経営基盤を利用して無担保・無保証の個人向け貸金事業を行っても新たな資産の購入や人員の確保もあまり必要なく、金融機関は低コストで事業を推進することができます。つまり、金融機関はあまりお金をかけずに儲けることができる構造になっているので、それを利用して金利を引き下げることができるとみられているのです。

また、消費者金融と金融機関とでは貸倒リスクに対する認識に一定の差があると考えられます。金利は利息に直結し、利息が企業収益に直結しますが、貸したお金が返ってこないこともあるのでその分を見越して金利を設定する必要があります。今までの消費者金融は銀行などでは考えられないようなリスクの高い人に対しても融資を行うことがあるので、当然貸倒れる確率が高くなっています。

そのため、消費者金融の金利は高くなる傾向がありますが、金融機関は消費者金融などにローンの保証を行ってもらっているので、消費者金融以上の貸倒リスクを神経質に心配する必要がないといえるのです。そのため、金融機関は消費者金融よりも貸倒リスクを考慮した金利設定をする必要がなく低めに設定できると考えられます。

以上のような事業構造上の理由もありますが、金融機関はなんといっても後発でこの分野での知名度が低いので、消費者にインパクトを与える商品内容やサービスが必要であり、その点で低金利を武器にしていると考えられます。我々消費者にとっては金利が安いほうが有難いので、さらなる努力を続けてほしいものですね。

なぜ銀行と消費者金融とではお金の貸し方に違いがあるのか

お金を借りる場合には、銀行または消費者金融を利用することになります。その両者を比べた場合、前者の方が審査基準は厳しいけど金利は低いのに、後者はその逆で、審査は緩く金利は高めになっています。同じお金を借りる機関なのに、なぜこのような違いがあるのでしょうか。

元々銀行は、安定収入があって、しかも比較的高収入の人を対象とする傾向があるので、審査基準は厳しめになります。しかしその一方で、債権回収、いわゆる返済に伴うリスクは少ないため、金利は低くなるのです。対照的に消費者金融は、安定収入が無かったり、アルバイトやフリーターであったりしても借入ができるといった具合に、審査基準は緩めになっていますが、安定しない分、何かで返済が不可能になることもあるため、金利は高く設定されているのです。
(⇒銀行には銀行なりの良さがあります

その意味で、お金を借りる場合は消費者金融の方が一般向けであり、また、いわゆるブラック情報がなければまず審査に通るといえます。ですから、初めてお金を借りる場合は、まずこちらを利用するといいでしょう。金利も、かつては30パーセント近く付けられていましたが、今の法律では、上限20パーセントと定められて、これ以上の金利で融資を行った業者は処罰の対象となります。銀行の場合は13パーセントくらいなので、極端に高いとはいえませんし、業者によっては、それより低めの18パーセントくらいの所もあります。
(⇒消費者金融の特徴を生かすには

ただしこの場合は、注意すべき点1つがあります。それは総量規制で、年収の3分の1を借入の限度額とするシステムです。しかし、なぜ消費者金融に限ってこのようなシステムがあるのでしょうか。それは審査が緩いため、かつては借り過ぎや多重債務が多かったため、それへの反省としてこういうシステムが設けられたからです。そのため、消費者金融を複数利用する場合は、借入額に気を付けないと、融資が受けられなくなってしまうことがあります。申込前に、いくら借り入れているかをチェックしておくといいでしょう。

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